時代は変わったの!
たまにドラッグストアに入ると「へぇ〜こんな漢方薬を置いてるんだ」っと関心させられることがあります!
みなさん、こんにちは!
漢方薬剤師の玄(@gen_kanpo)です。
最近、ドラッグストアによっては漢方薬のコーナーがあるなど商品が充実しているところもありますよね。
今ではスーパーマーケットと同じく位多いドラッグストア!
上手に活用すると生活の質が上がりますよね!
そこで、今回は「ドラッグストアで漢方薬を買う」というテーマでお話します。
- ドラッグストアいくことが多い
- 風邪をひきやすい
- 胃腸の調子が悪くなりやすい
利便性
ドラッグストアはご存知のとおりどこにでもあります!(これが1番のメリット)
風邪など急性症状の時には、漢方専門病院に予約したり漢方薬局に行くより早いですし、費用を抑えることが出来ます!
特に仕事上がりや休日に開いているのはとても便利ですね。
また漢方薬の知識がついた人は好きにすぐアレコレ買えるのもメリットですね。
漢方薬の種類・価格
取り扱う漢方薬の種類やメーカーはネットや専門店に比べると劣ります。
店舗差も大きいので欲しい漢方薬が必ず手に入るかは下調べが必要ですね。
また漢方薬はメーカー選びが大事なのでその辺りは注意したいですね!
ある程度自分調べて行くことをおすすめします。
またドラッグストアの漢方薬って実は結構高いですし、短い日数の物が多いてす。
1ヶ月単位にすると中々のお値段になります。
コスパ面では△
特に慢性疾患の治療にはオススメしにくいです。
どうしても慢性病の漢方薬をドラッグストアで買う場合はポイントが高く付く日などに買えるとお得感があるかもしれません。
ドラッグストアによってはPB(プライベートブランド)商品で大手漢方メーカーと共同開発した製品もあります。
コストパフォーマンスが良いので買いたい漢方がある場合はチェックしてみても良いかもしれません。
ドラッグストアの薬剤師、登録販売者は漢方薬が詳しいの?
ほぼ漢方薬の専門的な知識は無いと思ったほうが良いでしょう。
(中には勉強している方もいるでしょうが希少)
慢性病、しっかり相談したい人は不向き。
大手ドラッグストアだとその時間、薬剤師とずっと相談はちょっと難しいかもね。
ドラッグストアで買うべき漢方5選
ではドラッグストアではどんな漢方を買うとよいのでしょうか?
葛根湯
葛根湯は無汗で寒気が強い風邪(カゼ)に使用する漢方薬です。
逆に喉が痛い、高熱(寒気なし)、胃腸障害をともなう風邪には効果は期待できません。
むしろ逆効果の時もあるの注意。
ではなぜオススメするのか!
それはどこのドラッグストアにも絶対あるから!!!
そして人気の漢方薬なので「ドリンクタイプ」や「錠剤」「エキス顆粒」など剤形も豊富。
使い方さえ間違えなければ風邪の強い味方です。
駆風解毒湯(くふうげどくとう)
こちらは逆にのどがはれて痛むものに有効な漢方薬。
清熱解毒薬が豊富に入っているので熱の邪気に犯された時の処方です。
風邪がいつも喉がからくる人にはオススメ。
藿香正気散(かっこうしょうきさん)
お腹の風邪や胃腸炎(食欲不振・下痢)に良く使います。
特に夏に冷たい物を取り過ぎての下痢や食欲不振にもってこいの漢方薬!
冬場に起こる急性の胃腸炎に持っておくと便利な漢方薬です。
芍薬甘草湯
その他にも急に起こる筋肉の痙攣から起こる痛み
腹痛・腰痛などに応用されます。
芍薬と甘草の2種類の生薬しか配合しておらず効果が早いのも特徴。
甘草の含有量が多いので注意が必要な漢方薬でもあります。
麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)
麻杏甘石湯は咳の漢方薬です。
特に「強い咳、小児ぜんそく,気管支ぜんそく,気管支炎」に有効。
病院がやってない時の咳は困りますよね!
覚えておくと便利ですよ。
まとめ
ドラッグストアで漢方薬を買う場合は急性疾患(胃腸障害や風邪など)向きなといえるでしょう!
ドラッグストアには漢方+西洋薬の様な製品もあるので効果をすぐに実感したい方は向きといえます。
ドリンクタイプの葛根湯等もありますよね!
ドラッグストアで漢方を買うときのメリット、デメリットをまとめると
【メリット】
- ドラッグストアの店舗が多い
- すぐ買える
【デメリット】
- 店舗によっては漢方薬が少ない
- 専門的な質問はしにくい
- 意外と高い(買うならポイントの高い時)
風邪などの急性症状の時ぜひドラッグストアで漢方薬を買ってみてください!