こういう字が書きたいです!!
みなさんこんにちは!
漢方薬剤師の玄(@gen_kanpo)です。
現在は私は
『美しい文字で中医学や漢方の世界の名言を学んでいこう!』
という【美文字DE健康プロジェクト】をTwitterで企画しています。
まだ始まったばかりの企画ですが少しまとめてみようかと思います。
【美文字DE健康プロジェクト】
🐢漢方薬剤師・玄@gen_kanpo
✍美文字魔女・ちえ@Suisen_555
✨コラボ企画✨
健康や漢方の格言や名言を
✍ちえさんの美しい文字でお届けするよ✏解説は
🐢玄が担当します~🐍定期的に更新していくのでお楽しみにね✌️🏻#美文字DE健康プロジェクト pic.twitter.com/sg63XXM0lc
— 🐢漢方薬剤師 玄🐍 (@gen_kanpo) February 2, 2020
Twitterでは文字制限があるのでここでは詳しく解説していこうと思います。
ちえさんのプロフィール
まずは字を書いてくれた『ちえさん』のプロフィールです!!
ちえさん(@Suisen_555)
愛媛県で翠泉書道教室をしています✏️
名言大好き・心に残った言葉は即書いちゃう‼️何より愛しい生徒の為ならえんやこりゃ!美文字取得に必要な事はどんどん実行💨座右の銘は【書は心なり】【チャレンジャーであれ!】書道教室と聞いて想像するものとは一味二味違う文字上達の定義を持って只今奮闘中👍ちえさんのTwitterプロフィールより引用
ぜひ絡んでみてね☆
同病異治(どうびょういち)
同じ名前の病でも患者さんの体調に合せて異なった治療をしていくことです。
例えば『風邪(感冒)』
- 冷えが強い、汗をかかない、頭が痛い
→葛根湯 - 熱感が強い、大量に汗をかく、喉が痛い
→銀翹散
このように同じ風邪でも
- つらい症状
- 原因
- 疲労度
によって漢方薬は変化していきます。
インフルエンザだから麻黄湯
これは間違いじゃよ。
異病同治(いびょうどうち)
同病異治と対をなす言葉です。
異なる病名でも同じ治療をするという意味です。
例えば『葛根湯』
- 寒気のある風邪
- 首、肩の凝り
葛根湯は体表面に風寒の邪気が留まっているのを汗で散邪する漢方薬。
原因が同じであればこの様に異なる病名の治療をすることが出来ます。
未病先防(みびょうせんぼう)
未病とは『未だ病ではない』が放っておくと病になる。
病気の一歩手前です。
体調は悪いけど検査などでは問題ないような状態です。
まさに予防医学ですね。
実際にも漢方薬局には
- 検査では全く問題ない
- なんとなく体調が悪い
- 体が冷える
特に冷えに関しては現代の『未病先防』の急先鋒かもしれません。
『冷え』は東洋医学からすると立派な病。
放っておくと様々な病の原因になってしまいます。
ですが西洋の病院で『冷え』っと訴えてもお薬は基本出ません。
東洋医学ではお薬での治療は下策とされ、養生が上策です。
という時に養生できれば治療になる前に解決することができるんじゃよ!
既病防変(きびょうぼうへん)
病の初期なら病邪は深く入り込んでおらず、元気(正気)も失われていない為治療がしやすいです。
逆に治療が遅れれば病邪はどんどん体に侵入、元気も失われていき治療が困難になっていきます。
そのため既に病気の人は早期に
- 発見
- 診断
- 治療
する事で発展を最小限に防げるという考え方です。
ここで『変』という漢字が出てきますがこれは『伝変』
伝化ともいい臓腑への病の移転、変化することを指します。
例えば
- 体表面の邪気➡体に侵入内臓を犯す
- ストレスで肝の病➡脾(胃腸)を犯し胃痛、下痢
この様に他の部位に移ることを指します。
つらい症状を放置しないようにね!
気為血之帥
気は血の帥である!
帥とは『総帥』軍隊などで戦争の指揮を執る人の事です。
具体的には
- 気は血を作る
- 気は血を巡らせる
- 気は血をあふれ出ないように保つ
気は血を作る
血の生成は
①飲食物から血をつくる
- 飲食物を食べる
- 気の原料ができる(水穀の精気)
- 栄養の気ができる(営気)
- 共にできた津液(体に必要な水)とくっつく
- 赤くなり『血』になる
②気の気化作用で精から血を生み出す。
このため『気』か旺盛だと『血』作る力は強まります!
気は血を巡らせる
血は自身で動く力を有していません。
『気』の推動作用という力をかりて全身を巡ります。
気は血をあふれ出ないように保つ
これは気の固摂作用と言います。
血が血管から漏れないで全身を巡るのは気のおかげなのです。
特にこの作用には脾(胃腸)の気が関係しているとされています。
考えすぎも出血に悪影響じゃ!
血為気之母
血は気の母である!
- 血は気を運ぶ媒体
- 血は気にエネルギーを補給する。
血は気を運ぶ媒体
気は血にくっついて全身を巡っているという意味です。
血は気にエネルギーを補給する。
血は気に絶えず『水穀の精微』というエネルギーを補給することで気の働きを維持しています。
最後に
美文字で中医学を学んでいくこの企画
①中医学の治療の特徴的な言葉
- 同病異治(どうびょういち)
- 異病同治(いびょうどうち)
②予防、早期治療の言葉
- 未病先防(みびょうせんぼう)
- 既病防変(きびょうぼうへん)
③気血の関係性の言葉
- 気為血之帥(気は血の帥)
- 血為気之母(血は気の母)
対をなす6つの言葉を学んでいきました!
視覚からの情報は多いので『ちえさん』美文字を頭に焼き付けてくださいね(笑)
まだまだ始まったばかりの企画ですが少しずつ更新していければと思います。
その②をお楽しみに~!