- 敷居が高い!
- 作るのが難しそう!
というイメージがあるけど大丈夫!
慣れちゃえば難しくないよ。
慢性病や効き目をすぐに実感したいときにオススメの『煎じ薬』
どうやって作るか知ってますか?
知らない人が多いです。
そこで今回は煎じ薬の作り方を解説していきます!
ぜひ作り方を覚えてくださいね。
そもそも煎じ薬ってなに?
煎(せん)じ薬とは刻んだ生薬をそのままお湯で煮詰めた漢方薬の事です。
エキス顆粒や錠剤と比べてのメリットが
- 添加物が入ってない
- 不要な熱処理がされていない
- 液体なので吸収が良い
- 香りの追加効果
その反面デメリットとして
- 時間がかかる
- 手間がかかる
- ニオイが残る
- 持ち運びがしにくい
この様な点があげられます。
漢方薬を服用する場合は効き目を重視するか手軽さを重視するかで剤形選びも変わってきます。
- エキス顆粒では効かなかった!
- 煎じ薬では効いた!
こんなこともあるんだ!
ちょっと興味出てきたぞ~
土瓶で作る
まずは一番一般的な作り方です。
もらってきた煎じ薬を土瓶に入れます。
煎じ薬は
- 和紙の様な物でパックしてある
- 生薬そのままの状態
で貰ってくる場合があります!
生薬そのままを土瓶に入れたほうが成分がよく出ると言われています。
ただパックの方が掃除が簡単!
毎日の煎じる手間を考えた場合はパックの方が良いと思います!
もし、貰ってきた煎じ薬がパックしてなかったら自分でお茶パックを買って入れてもOKです!
逆に成分をしっかり出した場合はパックを切って生薬をそのまま煎じたほうが良いです!
- 薬1日分を土瓶に入れ大体500〜600mlの水を土瓶に入れる
入れる水は水道水でOK.
ミネラルウォーターで作る場合は硬水より軟水の方が良いようです。 - 始めは強火にします。
煮立ってから弱火で30分位煎じていく。
煎じ中は菜箸などで軽くかき混ぜると良いでしょう。
水の量が半分位になり完成です。 - 熱いうちに茶こしでこす。
それを服用する回数(2、3回)に分けて完成
※土器、陶器、ガラス器が良いとされてます。金属(特に鉄、銅)は避ける。
土瓶の大きさはよほど大量でなければ1.5L位の容量で大丈夫です。
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自動煎じ器で作る
こちらは簡単!
自動煎じ器に漢方薬と指定量の水を入れてスイッチを押すだけ!
火加減なども自動でおこなってくれます!
できた煎じ薬を2,3回に分けて服用。
自動煎じ器の中には『蒸留式』と『土瓶と同じように湯気が出るタイプ』があり入れる水の量が微妙に違うので注意!
蒸留式はニオイも自動煎じ器内に滞留するのでニオイが気になる方はおすすめ。
土瓶で失敗しやすいのは火加減と時間!
そこが自動なのはとても便利です。
簡単なのですが値段が2万前後します。
一台あると健康茶作りなどにも便利です。
これから漢方薬や健康茶を作りたい人にはオススメ!!
👇『蒸留タイプ』
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👇『土瓶と同じように湯気が出るタイプ』
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特殊な煎じ方(土瓶、自動煎じ器共通)
ここからは特殊な煎じ方を紹介します。
本体と一緒に煎じると不具合がある生薬は別包で渡され特殊な煎じ方をします。
後下(こうげ)
生薬の成分に揮発性の高い物質が含まれる時の煎じ方 !
残りの5分位だけ煎じます!
本体の煎じ薬と別で小分けにされています。
本体⇨25分⇨後煎⇨5分⇨出来上がり
- 紫蘇(しそ)
- 薄荷(はっか)
- 木香(もっこう)
この様な生薬が該当するよ!
先(前)煎(さきせん)
硬い鉱物や貝殻、動物の化石などの成分が抽出しにくい生薬を煎じる場合使われる手法です!
また毒性が高い生薬の毒を減弱するために使用することもあります。
本体より先に15分くらい強火で煎じます。
先煎⇨15分⇨本体⇨30分⇨出来上がり
- 竜骨(りゅうこつ)
- 牡蛎(ぼれい)
毒性が高い物には
- 附子(ぶし)
- 烏頭(うず)
この様な生薬があるよ~
烊化(ようか)
粘着性の高い生薬は煎じた薬液が熱いうちに溶かし入れます。
本体とは別に薬包紙などに包まれてもらってきます。
- 膠阿(あきょう)
- 膠飴(こうい)
こんな生薬が該当するよ~
最後に
煎じ薬は味と匂いがダイレクトにくるので服用も慣れるまでは大変です!
ですが慣れてしまえば大丈夫!
はじめの2週間は我慢してください。
作り方も慣れれば生活の一部になりますのでやはり最初の2週間が勝負!
添加物も入ってなく効き目もバッチリな煎じ薬にチャレンジしてみましょう!
でも作り方がわかったらチャレンジしてみたくなったよ!