中医学で水分代謝に関与する五臓は脾、肺、腎とされています。
脾で体に必要な体液(津液)を生成し、肺に持ち上げます。
肺で全身に散布し、腎で代謝します。
食べ過ぎや脾(胃)の機能が低下すると体に不必要に水の塊(痰)が生まれてしまいます。
この痰は肺に貯められ、咳とともに外に排出されます。
このため「脾胃は生痰の源」「肺は貯痰の器」といわれています。
中医学では体に不要な水の塊をまとめて痰と称します。
痰はメンタル疾患や頭痛、めまいの一因としても考えられています。(咳と一緒に出る痰はその一端)