【土不制水(どふせいすい)】
五行学説における病理概念の一つで、本来土(脾)が水(腎)を制御するはずの関係が崩れ、水分代謝が滞る状態を指す。
〈原因〉
- 脾虚(消化機能の低下)による水分代謝の乱れ
- 冷たい飲食のとりすぎ、過労、湿気の影響
- 腎の機能低下(腎陽虚)による水分保持の不調
〈主な症状〉
- むくみ、下痢、腹部の張り
- 痰の多い咳、体の重だるさ
- 頻尿、夜間尿の増加(特に冬に悪化しやすい)
〈改善方法〉
よく使う処方:六君子湯など
日本の風土にあった胃腸の漢方薬【六君子湯】 みなさん、こんにちは!
漢方薬剤師の玄(@gen_kanpo)です。 今回は六君子湯(り...