台風の日の養生|気圧や湿気による不調を乗り切る5つのポイント

みなさん、こんにちは!
漢方薬剤師の玄(@gen_kanpo)です。
台風が近づくと、
- 頭が重い
- めまいがする
- 体がだるい
- 眠いのに疲れが取れない
- 胃腸の調子が悪い
- 気分が落ち込みやすい
こんな不調が出ることはありませんか?
実はこれ、気のせいではありません。
台風は大雨や強風だけでなく、気圧の低下・湿度上昇・日照不足など、体にさまざまな負担をかけます。
また、雨や曇りが続くことで日光を浴びる時間も減ります。
その結果、気分が落ち込みやすくなったり、なんとなく元気が出ないと感じる人もいます。
中医学でも、こうした環境の変化は体調不良の原因になると考えます。
台風の日はなぜ体調を崩しやすいのか?


台風の日は気圧が大きく低下します。
人の体は常に外の環境に適応しながら生きています。
ところが急激な気圧変化が起こると、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
その結果、
- 頭痛
- めまい
- 肩こり
- 倦怠感
- 眠気
- 気分の落ち込み
などが起こることがあります。
中医学ではこのような急激な変化(気圧を含む)には風邪(ふうじゃ)が関係していると考えます。
風邪は「変化」や「動き」を象徴する邪気で、症状が急に現れたり変化しやすい特徴があります。
さらに台風は湿度も高くなります。
中医学では、この余分な湿気を「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。
湿邪は体を重くし、胃腸の働きを低下させる特徴があります。
台風は「風」と「湿」のダブルパンチ


中医学では台風はまさに「風邪(ふうじゃ)」と「湿邪(しつじゃ)」の塊です。
■風の特徴


- 変化が激しい
- 症状が移動しやすい
- めまいを起こしやすい
■湿の特徴


- 重だるい
- 胃腸を弱らせる
- むくみやすい
- 頭が重くなる
台風の日に不調が増えるのは、この両方の影響を受けるからです。
台風の日の養生5選


① 睡眠不足にならない
邪気に負けない抵抗力をつけておくことが大切。
体力を高めるには睡眠が最高の養生です。
台風の日は心身ともに疲れやすいため、いつもより少し早めに寝るくらいがちょうど良いでしょう。
② 胃腸にやさしい食事を心がける
湿邪は胃腸に負担をかける邪気。
胃腸が弱るとエネルギーが作られず、だるさの原因となります。
また、胃腸は水分代謝の中心です。
胃腸が弱ると体に不要な水がたまり、体が重くなります。
よく噛む、薄味を意識する、冷たいものを摂りすぎないなどを心がけましょう。
③ 室内で軽く体を動かす
ストレッチやラジオ体操など軽い運動がおすすめです。
湿邪は停滞する性質。湿邪による重だるさは、軽く動いた方が楽になることもあります。
④ 情報を見すぎない
安全確認は大切ですが、ニュースやSNSを何時間も見続ける必要はありません。
情報の摂りすぎは心を疲れさせます。
心と体はつながっています。
体が重い時は、リラックスや気持ちが軽くなるような養生で心の方からアプローチすることも大切です。
⑤ 無理をしない
これが一番大切です。
環境の変化が大きい時や、自分の抵抗力が落ちている時は、その変化自体が「邪気」となります。
そんな日は無理に頑張るのではなく、少しペースを落として過ごすことも大切な養生です。
台風の日は低燃費運転でOK。
100点を目指さず70点くらいで十分です。
「全部台風のせい」でいい日もある


台風の日に、
「今日はなんだか調子が悪い」
そんな日もあります。
その時は、自分や周りの人を責めないこと。
気圧や湿気、睡眠の質の低下など、環境要因の影響を受けている可能性があります。
今日の不調は全部台風のせい
くらいの気持ちで過ごしてみましょう。
肩の力を抜くことも立派な養生です。
まとめ


台風の日は気圧低下と湿度上昇によって体調を崩しやすくなります。
中医学的に見ると、台風は「風」と「湿」が重なった「風湿(ふうしつ)」の状態とも考えられます。
- 睡眠をしっかりとる
- 胃腸にやさしい食事
- 軽い運動で巡らせる
- 情報を見すぎない
- 無理をしない
台風は毎年来ます。
だからこそ、そのたびに消耗しすぎないよう「自分を守る養生」を身につけておきたいですね。
今日は低燃費運転で、安全第一で過ごしましょう。
私の相談でも、台風の前後は
- 頭痛
- めまい
- 胃腸不調
- 気分の落ち込み
の相談が増えます。
そんな日は無理に頑張るより、
まずは睡眠と胃腸を整えることを優先してくださいね。











