盗汗

中医学において、寝汗を盗汗(とうかん)と呼びます。
「体液が盗まれる」という意味合いからきています。

寝汗は体の陰が虚弱していることを示す(陰虚)代表的な症状とされます。
陰虚は、陰のエネルギーが不足している状態を指し、陰陽のバランスが崩れていることを意味します。

暑い季節は、多少の寝汗は自然なことですが、「涼しいのに」「大量に」寝汗が出る場合は注意が必要です。

これは、ストレスなどが原因で陰虚になっている可能性が考えられます。

陰虚の症状は、寝汗以外にも

  • 口やのどが渇きやすい
  • 体の疲れがなかなか取れない
  • 体の熱感やほてりを感じることがある
  • 不眠や眠りが浅いことがある

代表処方:知柏地黄丸 六味丸+白虎湯

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漢方薬剤師 玄
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