肺は涕を主る

肺は涕を主る
涕とは鼻粘膜から分泌される粘液。
鼻腔を潤し、異物や邪気を防ぎ、呼吸をスムーズにする役割をしています。

肺は嬌臓】と呼ばれ寒熱、乾燥、外邪に対して敏感の臓です。

外邪の種類によって鼻汁も変化します。
寒邪が侵入すると鼻汁は薄く量が多くなり、鼻閉をともないます。
熱邪が侵入すると黄色く粘稠性の強い鼻汁になります。
燥邪が侵入すると鼻汁の分泌量は低下、鼻腔が乾燥します。

よく鼻炎で使われる小青竜湯は「風寒邪+体に水を溜め込んたタイプ」に有効な漢方薬です。
どんな鼻炎にも有効ではないので注意しましょう。

咳?のどの痛みに効くの?花粉症の時期に大活躍【小青竜湯】花粉症で使われることが多い小青竜湯。 決して花粉症の専門薬でありません。 体質に合ってないと思わぬ副作用の恐れもあります。 正しい小青竜湯の使い方を説明しています。...
ABOUT ME
漢方薬剤師 玄
✅資格:国際中医師 | 薬剤師 |健康運動実践指導者 ✅漢方相談歴10年以上✅胃腸を中心とした漢方相談が特徴。✅健康や中医学の情報を『楽しく面白く』発信中。 お気に入りにするとあなたの生活の質がちょっぴり向上するかも!