中医学の勉強で本でオススメの本ってない?
どんな本が良いの?基礎理論とか??
みなさん、こんにちは!
漢方薬剤師の玄(@gen_kanpo)です。
ありがたいことにTwitterで漢方・中医学を勉強したいという、
- 一般の方
- 登録販売者
- 薬剤師
こんな方たちにフォローしていただくことが多くなってきました。
そこで、今回は私が初心者のころからお世話になっているオススメ本を紹介します。
それが【いかに弁証論治するか】です。
初心者のころから見ていますが、現在でも見返すことの多いとても勉強になる本です!
周りの仲間内では『いかべん』と称され愛されています(笑)
興味ある人は是非、参考にしてみてくださいね!
- 漢方・中医学を勉強したい
- 漢方の本を探している
- 漢方を扱う場に既にいる
【いかに弁証論治するか】ってどんな本?
【いかに弁証論治するか】は簡単に説明すると、
疾患別の『原因』『症状の特徴』『治療法』『代表漢方薬』がわかりやすくまとめられた本です。
中医学の勉強には基礎理論、方剤学、生薬学などはとても大事です。
でも、すでにドラックストアなどで働いている人などはすぐに『症状⇒代表的な漢方薬』というの状況ありますよね?
【いかに弁証論治するか】そんな時にとても便利!
たとえば「頭痛」といっても千差万別。
- 何が原因なのか?
- どうすると悪化するのか?
- どのような効能の漢方薬が適しているのか?
【いかに弁証論治するか】にはこれらがわかりやすく解説されています!
著者の菅沼栄先生って?
1954年中国・北京生まれ。1975年北京中医薬大学卒業。同年より北京中医薬大学で講師として勤務。1976年より北京中医薬大学第一附属病院医師を兼務。専門は循環器を中心とした中医内科。1979年来日後、1980年より神奈川県衛生部勤務。1985年帰化。1989年より神奈川衛生学園専門学校に講師として勤務。現在、全国各地の漢方医学関係研究会や講演会で講師をつとめ、中医学の普及活動を精力的におこなっている。著書に『いかに弁証論治するか』『漢方方剤ハンドブック』があるほか、漢方医学関係の雑誌に、数多くの論文を発表している。
イスクラ産業HP より引用
特徴①疾患別に分かれている
疾患別に分かれているので簡単に症状を調べられて便利です。
相談された後から調べられるのも便利です。
なぜこの様な症状がでるのか?
これが中医学的理論で理解することができます!
特徴②内容が難しすぎない
専門用語が出てきますが、多少勉強した人なら理解できる内容だと思います。
※全くの初心者だと厳しいと思いますが…
専門用語も解説があるのでわからなくてもその場で理解できる内容になっています。
特徴③弁証論治の内容がわかりやすい
特徴的な症状から、
- 病因(病の原因)
- 治療原則
- 方剤の決定
この流れがとてもわかりやすいです。
具体的に一部を抜粋&噛み砕いて書いてみると…
メイン症状⇒頭痛
【痰濁頭痛】
特徴:しつこく長引く めまい、悪心を伴う 舌⇒苔粘厚膩 脈⇒濡滑
治療原則:健脾化痰・止痛(胃腸を調え不要な痰を去る・できるのを防ぐ)
方剤:半夏白朮天麻湯(解説付き)
この様な内容がもっと詳しく書いてあります。
続編もオススメ
続編もオススメです!
一冊目に書いてない疾患がのっています。
2冊合わせるとかなり広範囲の疾患に対して学ぶことができます。
まとめ
私のオススメ【いかに弁証論治するか】
- 漢方相談をしたい
- 漢方(中医学)の勉強をしたい
- 漢方相談してるけどレベルアップしたい
こんな人達にオススメです。
現場に置いておいても、自宅に置いておいても役に立つの間違いなしです。
すでにドラッグストアなどで漢方薬を販売している人は参考にしてみてくださいね!
ステップアップするぞ!!